※今回は、勝負レースの解説というよりも、「ギャンブルとしての競馬」「2012年の総括的なお話」をしたいと思います。
【アナログ予想講座】逆馬を探せ!のスキルを使って、僕が実際に勝負したレースの解説をします。
これを事前に公開できれば一番良いのでしょうが、以前にも書いた通り、僕はレース当日、しかもそのレースの直前にならないと予想を始めることが出来ません。
なぜなら、事前に予想してても、想定してた馬場傾向と実際の馬場傾向が違ってたら予想を一からやり直さないといけないからです。これがとっても非効率に思えるんです。
「それやったら最初っからレース直前の馬場傾向を見てから予想すればエエやん!」ってなって、今ではレース直前になるまで狙ってた馬が出走してることすら知りません(汗)
こんな具合なので、事前に公開することが出来ずに、後出しになることをご了承ください。
ただ、実際に僕がどんな風にして「栄光の競馬新聞」を使っているのか、どんな手順で勝負馬を選んでいるのかなどは、参考になると思います。
【勝負レース解説】2012年12月24日(月)阪神9R 万両賞
フラットで地力勝負な馬場でした。
このレースは、もの凄くシンプルな予想で馬券を当てることができました。
まず、「阪神Cの注目馬」の記事でも公開した通り、このレースには、2頭のチェック馬が出走していました。
単勝1倍台の圧倒的人気になっていたオツウと、休養明け初戦だからなのか、想像していたよりも人気が無かったアドマイヤオウジャの2頭です。
最終的に、オツウは単勝オッズ1.9倍の1番人気,アドマイヤオウジャは単勝26.1倍の7番人気でした。
オツウは、この「栄光の競馬道NEXT」で「次走以降の注目馬」としてピックアップした馬です。
その記事の中で、僕はオツウについて次のようにコメントしています。
パドックでは、まだまだ子供っぽく腰も甘そうで成長途上な感じ。ところ
がレースでは、直線持ったまま上がり最速で0.4秒差の完勝。非常に軽い
走りに見えた。
次走も人気必至だろうけど、腰がまだしっかりしていない現状では、直線
に急坂のある阪神や中山,中京だとちょっと心配。これらの競馬場で断然
人気なら、思い切って嫌ってみたい。
まさに、今走は直線に急坂のある阪神コース。嫌ってみたい条件です。
圧倒的人気の馬が飛ぶ可能性がある。となると、オイシイ配当をゲットできるチャンス!じゃあ、どの馬を買うか?そりゃ、もう1頭チェック馬が出走しているのなら、そのチェック馬を買わずして、どの馬を買うのか?ってな話です。
ここで、アドマイヤオウジャのチェックコメントを確認してみます。チェックコメントには、次のように書いてありました。
5頭立ての超スローUSをCC回すロスあってほぼ追うことなく1着。着差以上
の強さアリ!パドックでは若干緩い馬体。
「栄光の競馬新聞」を見ても「US」で「CC」回した「逆馬」で1着です。「逆馬」なので、今のフラットな地力勝負な馬場も心配ありません。
ただ、1つだけ心配だったのは、8月以来の休養明け初戦で、パドックで馬が若干緩い馬体に見えたことです。
しかし、「単勝26.1倍」というオッズが、この不安をどこかに吹き飛ばしました。
競馬をやってて「期待値」という言葉は聞いたことがあると思います。でも、どれだけの人がきちんとした「期待値」を算出して馬券を買っているでしょうか?多分、ほとんど居ないと思います。
何やら難しい「期待値」よりも、僕は感覚として次のような考えのもと、馬券を買っています。
人気でも、穴でも
馬券になっても、馬券にならなくても
後悔しない馬券を買うこと。
馬券を買わなくて単勝1.9倍のオツウが1着に来ても後悔しませんし、アドマイヤオウジャ以外の馬が1着に来ても後悔しません。しかし、単勝26.1倍のアドマイヤオウジャは、来られたら後悔する馬券です。
ということで、僕はアドマイヤオウジャの馬券を購入しました。
※購入金額はモロモロの事情で消しています。ただ、何万とか何十万とか何百万とかでは決してないです。人並みか、それ以下の金額です(汗)
結果は、4コーナーでほぼ最後方の位置で「こりゃダメだ」と諦めたアドマイヤオウジャが、直線大外一気の脚を使って見事に差し切り勝ち。まだ緩めの馬体でこのパフォーマンスには驚きました。
あと、4着に負けたオツウですが、直線で狭い馬群の中に居たのが敗因なように思いました。坂の途中から使ったキレ脚は凄かったです。ということで、急坂自体は問題ないでしょう。現状では馬群の外を気持ちよく走らせた方が良いみたいで、それは福永騎手もこのレースで分かったと思います。次走は外を回す競馬をするでしょう。となると、内優勢の馬場では、また取りこぼす可能性があります。でも、フラットな馬場なら次走はキッチリ勝つんじゃないでしょうか?
最後に、アドマイヤオウジャは典型的でベタベタな「逆馬」だったワケですけど、2012年1年間の典型的でベタベタな「逆馬」の成績をここで簡単に振り返ってみました。
ということで、この記事をもって2012年の更新は終了とします。
今年1年、ありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願いします。
よいお年をお迎えください。