【重賞レース解説】をしたレースの結果と、【アナログ予想講座】逆馬を探せ!的なレースの見方をして、「逆馬」「地力馬」と個人的に気になった馬をピックアップします。
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*レース映像は、新馬戦と特別レースに限ってJRAホームページのレース結果のページから無料で見ることができます。
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下の一覧表の右端の3つの印【印/C/直】は、「栄光の競馬新聞」のオリジナル表記【レースの有利不利/コーナー部コース/最後の直線部コース】と同じです。
*この表記の意味については、⇒ こちらのPDFをご参照ください。
道中で一度も13秒台のラップになることのない非常に厳しい競馬。前半に脚を使って先行した馬たちで、特に最初の3~4コーナーと1~2コーナーで外を回した先行馬たちにとっては、これまでも今後も経験することのない、競走馬として最も厳しい競馬を経験したと言えるのではないかと思う。
8枠16番スカイディグニティ「個人的注目馬」
スタート直後の二の脚遅くゴールドシップと同じように馬群から若干置かれ、外枠だったことで最初の3~4コーナーで拡がった馬群の大外を回すハメに。ここでもの凄い距離ロスが発生した。そのまま1~2コーナーも馬群の外を回して距離ロス発生。3コーナー手前ではジョッキーの手が動き始めて「アラアラもう一杯か?そりゃ前半であれだけの距離を走らされたら当然やわなー(汗)」と思いきや、それからもバテることなく走る走る。勝ち馬には0.3秒差付けられるも、3着以下を0.3秒突き放しての2着。枠が内枠だったら、いや、せめて中枠だったら、ひょっとしたら勝っていたのはこの馬だったかも知れない。今後が非常に楽しみで、来年の凱旋門賞にぜひ参戦して欲しいとさえ思わせる。
5枠10番マウントシャスタ「個人的注目馬」
先行した馬の中では最も強い競馬をしたのではないかと思う。今後に注目したい。
レース前に予想していた通り、横綱レースをしての強い競馬で2冠達成は当然の結果でしょう。ただ、ゴールドシップの今後は厳しい競馬になるように思います。
スタートは押して行っても行けないので、今後も常に後方からの競馬を余儀なくされそうです。そうなると、内優勢の馬場では常に、強い競馬をしながら取りこぼし続けるのではないかと想像できます。
今回の相手は3歳の準一流クラス。今後は歴戦のG1級の古馬相手に、中距離(2000~2400m)で戦っていかなければなりません。しかも、内優勢な馬場でスローペースでの戦いが増えることが想像できます。そうなると、今のような競馬をしていては到底勝ち負けできるとは思えません。
ただ、あのフットワークだけに、スタート後の二の脚が速くなることはないでしょうから、今後も勝ちに行くなら、残り1000mから地力でのロングスパート大作戦を敢行し続けることになるでしょうね(苦笑)
ある意味、ゴールドシップが出走する今後のレースは注目です。もちろん、スカイディグニティの今後もね。