【重賞レース解説】をしたレースの結果と、【アナログ予想講座】逆馬を探せ!的なレースの見方をして、「逆馬」「地力馬」と個人的に気になった馬をピックアップします。
⇒ 2012年NHKマイルCレース映像はこちら
*レース映像は、新馬戦と特別レースに限ってJRAホームページのレース結果のページから無料で見ることができます。
⇒ 2012年NHKマイルC全周パトロールビデオはこちら
*重賞レースに限っては、パトロールビデオとして正面からの映像を見ることができます。
下の一覧表の右端の3つの印【印/C/直】は、「栄光の競馬新聞」のオリジナル表記【レースの有利不利/コーナー部コース/最後の直線部コース】と同じです。
*この表記の意味については、⇒ こちらのPDFをご参照ください。
字面だけで判断すればフラットな力勝負レースだったように見えるかも知れないけど、この週の他のレースを見ていれば明らで、この週の芝は内優勢の馬場傾向になっていて、しかもこのレースはペースも落ち着いたので内先行が有利だったハズ。それがなぜ字面では異なって見えるのかと言うと、(1)コーナーで内を回った馬たちの能力が低かった。(2)1,2着馬以外の先行馬の能力が低かった。(3)残り200m手前での落馬事故の影響。(4)有利なレースをした勝ち馬が0.6秒差もの圧勝をした。からで、このレースは内先行優勢であると判断した。
3枠5番カレンブラックヒル「個人的注目馬」
0.6秒差圧勝も内優勢を逃げて最内回してのもの。とは言え、距離ロスなどを考慮しても完勝は完勝。頭の低い走法の馬なので、坂のあるコースよりも坂の無いコースの方が良い走りができるハズ。
4枠8番マウントシャスタ「個人的注目馬」
落馬の当事者であると理解していただけに、サスガにマトモに追わずにゴール。追ってれば2,3着争いをしてたと思われる。
まず、前走の弥生賞で、『13番枠発走では非常に厳しいレースだったが、外々を回すロスはあったがスムーズに競馬をすることはできた。とは言え、外々を回したロスは大きい。それでいて0.8秒差は距離ロスだけを考えれば上位の評価でき、次走で不当な人気薄になるようであれば積極的に狙いたい。』とコメントを残していたクラレントが、15番人気という不当な人気薄で3着に。これをピンポイントで狙えなくて非常に悔しい。内枠だったら・・・タラレバは厳禁ですね。スミマセン。
直線で落馬事故が起こって、落馬した後藤騎手が負傷。このことで、規律を重んじるベテラン騎手たちが改めて引き締めにかかるハズ。
このことで何が起こるかと言うと、勝負に徹する騎乗が減ると思います。例えば、最後の直線で馬1頭分の隙間を狙って差すのを自粛するとか、もっと普通にあり得るのが、枠ナリの競馬で内が有利と分かっていても、始めから内に入れようとしない騎乗が増えるとか。
内有利の馬場傾向が来週も続くのであれば、これまでよりも内枠&逃げ馬が圧倒的有利なレースが増える可能性があります。ご注意下さい。
新潟で騎乗している伸び盛りでアグレッシヴな若手たちにまでこの影響が波及しないことを切に願います。