【重賞レース解説】をしたレースの結果と、【アナログ予想講座】逆馬を探せ!的なレースの見方をして、「逆馬」「地力馬」と個人的に気になった馬をピックアップします。
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*レース映像は、新馬戦と特別レースに限ってJRAホームページのレース結果のページから無料で見ることができます。
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下の一覧表の右端の3つの印【印/C/直】は、「栄光の競馬新聞」のオリジナル表記【レースの有利不利/コーナー部コース/最後の直線部コース】と同じです。
*この表記の意味については、⇒ こちらのPDFをご参照ください。
非常に時計の速い馬場で内優勢の馬場傾向。このレースは展開が全てではあったが、外枠から差す競馬をした馬にとっては、馬場も展開も向かず非常に厳しい競馬になった。
8枠16番トーセンジョーダン「個人的注目馬」
まだ若干緩めの馬体もサスガの好馬体でパドックで一番目立っていた。人気馬の中では一番前で競馬するも16番枠だっただけにBBBと1頭分外を回す競馬になった。とは言え、仮に全くロスなく回せていたとしてもサスガに届かなかったと思う。まだ絞れる馬体だっただけに、まだ上積みが見込めそう。
6枠11番ウインバリアシオン「個人的注目馬」
距離ロスだけなら勝ち馬にも2着馬にも敵わないけど、展開まで考慮すればこの馬が一番強い競馬をしたと思う。しかし、後方からの競馬をしている限りは、今後も負けて強しの競馬が続くことになると思う。パドックの様子を見ていても大らかな気性なのは感じ取れるので、今後も同じような競馬が続きそう。でも長距離戦では今後も大きく負けないのでは?
8枠18番オルフェーヴル「個人的注目馬」
大外枠でスタートから後方に取りついて競馬するであろうことは、この馬の過去と未来を考えれば当然の作戦で、誰もが予測できたことだと思う。そして、そんな競馬をすれば、脚を余す競馬になって取りこぼす可能性が高いことも事前に予測できたこと。それは、一流のプロであるジョッキーも調教師も当然予測できていたハズだし、一流のプロなら当たり前に予測してレースに臨むべき。では、実際のレースはと言うと誰もがご存じのとおり、後方からの競馬で3コーナーを回って残り800m辺りから慌てて追い出して、4コーナーではまるでドリフトしているようなコーナリングで回って直線伸び切れずに11着惨敗。あのドリフトのようなコーナリングは馬に相当なストレスが掛かったと思われ、「馬がノメってた」とジョッキーは言ってたらしいが、あんなムチャクチャなことをしてはまともに走れないのは当然。オルフェーヴルの今後が非常に心配で、ひょっとしたらこのまま引退ということもありえるかも知れないし、引退はなくてもこのまま終わってしまう可能性もありえると思う。復活してくれるのを願うばかり。
ビートブラック騎乗の石橋脩騎手は、僕が好きな騎手の一人です。岩田騎手,川田騎手など、いま流行りのウサギ跳び追いとはまた一味違ったガムシャラなアクションで一生懸命に追ってくれるのがイイです。
脩騎手、G1制覇おめでとう!
ちなみに、岩田騎手,川田騎手などに代表される、いま流行りのウサギ跳び追いですが、若手の成長株を始めとして、ここの所、成績が伸びてきてる騎手たちは結構取り入れています。
で、昔ながらのスマートな騎乗のベテラン騎手たちは、どんどん成績が落ちてます。まあ、ここでわざわざ名前を挙げるまでもないと思いますが・・・(苦笑)