まずは、【アナログ予想講座】逆馬を探せ!的なレースの見方で先週のレースを見ての個人的な感想です。
中山の芝コースは、雨の不良馬場で行なわれた土曜日から、完全に内が厳しく外優勢の馬場になりました。ただ日曜日は、ほぼ全馬が悪い内を避けて大きく外を回す競馬をすることによって、地力が無いと上位に入ることが出来ないレースがほとんどでした。
阪神の芝コースは、若干外優勢気味のフラットな馬場でした。ただ、最後の直線は内よりも外が良かったです。
福島の芝コースは、能力の高い馬が上位に入ってくるフラットな馬場でした。ただ、コーナー6回の2600m戦は、勝負処の3~4コーナーで外をブン回した馬が上位になっていました。今週からBコースに変わってコーナーが少し大回りになるため、ひょっとしたら内優勢な馬場傾向になるかも知れません。個人的には、内優勢~フラットの想定です。
最後に、今週から開催が始まる東京と京都について少し触れておきます。
東京の芝コースは、去年の10月以来のAコースを使用します。去年の春の東京開催は内優勢の馬場でしたが、今年は洋芝の芝丈が約14~18cmと長めになっているので、内優勢になるかは微妙です。土曜日のレースを見てからになりますが、現時点ではフラット想定です。
京都の芝コースは、前開催のBコースからCコースに変わります。前開催の最終週は外優勢の馬場傾向でしたから、流石に内優勢にまで回復しているとは思えないので、現時点ではフラット想定です。
では、今週の馬場情報です。
今週から開催場所が、東京と京都に変わります。
東京競馬場の洋芝の芝丈が、約14~18cmと長めになっています。
京都競馬場の洋芝の芝丈が、約14~18cmと長めになっています。
福島競馬場の芝コースが、今週からBコースに替わります。
◆東京競馬場
■天候:曇
■馬場状態:(芝)良(ダート)良
■芝の状態:第1回開催で使用したDコースの回復も良好で、全体的に野芝・洋芝ともに順調に生育しており緑一面の良好な状態です。
■芝の草丈:(芝コース)野芝約6~8cm、洋芝約14~18cm(障害コース)野芝約6~8cm、洋芝約12~16cm
■使用コース:Aコース(内柵を最内に設置)
■気象状況:
13日(金)に7.5ミリ、14日(土)に31.5ミリ、17日(火)に0.5ミリの降水を観測。
■作業内容:
(1)芝コース
・16日(月)芝の生育管理のため散水を実施しました。
・16日(月)~19日(木)殺菌剤を散布しました。
(2)ダートコース
・16日(月)~20日(金)クッション砂の砂厚を調整(9.0cm)しました。
(3)障害コース
・16日(月)芝の生育管理のため散水を実施しました。
・19日(木)、20日(金)殺菌剤を散布しました。
■第2・3回東京競馬の馬場概要(4月16日(月)現在):
芝コース
(1)使用コース
・第2回 前6日 Aコース、第7・8・9・10日 Bコース、第11・12日 Cコース
・第3回 全日 Cコース
(2)芝の状態
・野芝にオーバーシード(イタリアンライグラス)した状態で施行します。
・第1回東京競馬終了後、コース全面に野芝の生育を促進させる為の更新作業を行い、また前開催で使用したDコース部を中心に洋芝を追い播きし、約12日間シートにて養生を実施しました。その後、コース全面に肥料散布・芝刈り等を行い生育促進に努め、芝の状態は良好です。
・芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。
ダートコース
(1)ダートコースの状態
・第1回東京競馬終了後、一部の路盤点検及び砂厚調整を行いました。
・クッション砂の砂厚は9.0cm(従来通り)で調整しています。
・晴天が続いた場合、競走馬の事故防止のため散水を行う場合があります。
障害コース
(1)障害コースの状態
・芝コースと同じく、野芝にオーバーシード(イタリアンライグラス)した状態で施行します。
・コース全面に肥料散布・芝刈り等を行い生育促進に努め、芝の状態は良好です。
・芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。
◆京都競馬場
■天候:小雨
■馬場状態:(芝)稍重(ダート)稍重
■芝の状態:今開催は前6日Cコース、後6日Dコースを使用します。第2回開催後に補修作業を行い傷みは回復し良好な状態です。
■芝の草丈:(芝コース)野芝約6~8cm、洋芝約14~18cm(障害コース)野芝約6~8cm
■使用コース:Cコース(Aコースから直線部7m、曲線部6m外に内柵を設置)
■気象状況:
13日(金)に1.0ミリ、14日(土)に1.5ミリ、19日(木)に3.0ミリ、20日(金)に3.5ミリの降水を観測。
■作業内容:
(1)芝コース
・13日(金)、16日(月)芝刈りを実施しました。
・13日(金)肥料を散布しました。
(2)ダートコース
・13日(金)、16日(月)~19日(木)クッション砂の砂厚を調整(9.0cm)しました。
(3)障害コース
・19日(木)肥料を散布しました。
■第3回京都競馬の馬場概要(4月16日(月)現在):
芝コース
(1)使用コース
・第3回 前6日 Cコース、後6日 Dコース
(2)芝の状態
・野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態でレースを施行します。
・第2回開催終了後に損傷箇所に洋芝の追い播きを行うとともに2コーナー内側を中心に約470m2の芝張替を実施し、3月中旬までの間、2コーナーから正面直線にかけて保温効果のあるシートで養生を行いました。3月の低温のため野芝の生育はやや遅れ気味ですが洋芝は生育良く、良好な状態です。
・芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。
ダートコース
(1)ダートコースの状態
・第2回開催終了後、路盤の点検およびクッション砂の補充を行いました。
・クッション砂の砂厚は9.0cm(従来通り)で調整しています。
・乾燥が著しい場合は競走馬の安全のため散水を行う場合があります。
障害コース
(1)障害コースの状態
・野芝でレースを施行します。
・第2回開催終了後、傷みの目立った1~2コーナー内側および障害前後の芝張替(約220m2)を実施しました。3月の低温のため野芝の生育が遅れがちですが、徐々に状態は良くなっています。
・芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。
◆福島競馬場
■天候:曇
■馬場状態:(芝)良(ダート)良
■芝の状態:第3節となる今週はBコースを使用します。全体的にコース内側に蹄跡が見られますが、傷みは少なく、概ね良好な状態です。
■芝の草丈:(芝コース)野芝約5~7cm、洋芝約10~14cm
■使用コース:Bコース(Aコースから2m外に内柵を設置、※3~4コーナー2.5m)
■気象状況:
14日(土)に3.5ミリの降水を観測。
■作業内容:
(1)芝コース
・16日(月)芝刈りを実施しました。
・18日(水)、19日(木)芝の生育管理のため散水を実施しました。
(2)ダートコース
・18日(水)~20日(金)クッション砂の砂厚を調整(9.0cm)しました。
以上、JRA馬場情報より