来年の牝馬クラシックを含む、後のG1で勝ち負けする馬を多数輩出しているこのアルテミスステークス。
昨年はサークルオブライフがアルテミスステークス→阪神ジュベナイルフィリーズを連勝し、一昨年はソダシがここを完勝して、そのまま無敗で阪神ジュベナイルフィリーズ→桜花賞とG1を連勝しました。
今年も例年通り、後のG1で活躍しそうな馬が出走してきているので要注目です!
では、アルテミスS2022の過去10年の傾向と、過去7年の結果です。
アルテミスS2022の過去10年の傾向
アルテミスSの過去10年の結果を見てみたら、出走全馬の単・複回収率が、
- 単勝:100%
- 複勝:65%
と、人気薄の馬が勝ち切ることがあるレースのようですが、過去10年の勝ち馬の内6頭が2番人気以内で、4頭が1番人気です。
アルテミスS2022の過去7年の結果
2021年アルテミスS
8R,10Rを見る限りそれなりに顕著な内有利で、平均ペースで流れて差しは利いて、コーナー部内有利(「栄光の競馬新聞」的には「CU」)。
2020年アルテミスS
A→Bコース替わりで時計が速くなったやや内有利な馬場で、スローペースでも差しは利いて、コーナー部内有利(「栄光の競馬新聞」的には「CU」)。
2019年アルテミスS
やや内有利な馬場で、スローペースで流れて、内先行有利(「栄光の競馬新聞」的には「US」)。
2018年アルテミスS
内外フラットな東京コースらしい馬場で、ハイペースで流れれば差し優勢(「栄光の競馬新聞」的には「差」)になる。
2017年アルテミスS
レース結果だけを見れば前有利に映るレースも、東京のマイル戦で内外フラットな馬場で平均ペースで流れたレースなので、地力勝負(「栄光の競馬新聞」的には「力」)と考えるのが妥当。
2016年アルテミスS
スローペースも、標準的な内外フラットな馬場の東京マイルならば地力勝負(「栄光の競馬新聞」的には「力」)になる。
2015年アルテミスS
この日は、普段なら内先行決着が当然の超スローペースの1400m戦でも直線外からの差しが届く特殊な差し馬場で、このレースはこの日唯一の平均ペースで流れて、そうなるとこの日の傾向から差し決着になって当然。このレースで前で競馬した馬たちにとっては、非常に厳しい競馬だったと思われる。