函館記念は、勝ち馬は人気馬がキッチリ勝ち切っているレースですが、さて、今年はどうでしょう?
では、函館記念2020の過去10年の傾向と、過去5年の結果です。
函館記念2020の過去10年の傾向
函館記念の過去10年の結果を見てみたら、出走全馬の単・複回収率が、
- 単勝:43%
- 複勝:92%
と、夏のハンデ戦にしては荒れているレースではなく、特に勝ち馬は人気馬がキッチリ勝ち切っているレースのようです。
過去10年の勝ち馬全馬が5番人気以内です。
ただし!
1番人気馬は1頭しか勝ってなくて、2着も1回だけです。
函館記念2020の過去5年の結果
2019年函館記念
このレースの結果だけを見ると圧倒的に内先行有利な印象も、この週&この日の芝レースの傾向を加味して考えると、字面ほど内有利な馬場ではなく、先行有利でも無かったハズ。レースタイプとしてはコーナー部内有利(「栄光の競馬新聞」的には「CU」)とし、机上の距離ロス換算も通常の半分で計算する。
2018年函館記念
やや内有利の馬場で、ゆったりした平均ペースで流れてるも差しが利く傾向もあって、コーナー部内有利(「栄光の競馬新聞」的には「CU」)。ただ、机上で距離ロス換算をするなら、通常の半分で計算するくらいで良さそう。
2017年函館記念
このレースの前まで雨が降り続いた重馬場での地力勝負(「栄光の競馬新聞」的には「力」)も、パワーとスタミナが必要とされた印象。軽い馬場適性の高い馬や、距離が2000までの馬には厳しくなった感じ。
2016年函館記念
内有利な馬場でスローペースで流れて内先行有利。
2015年函館記念
1~2コーナーは内有利で、3~4コーナーは内外フラットなちょっと特殊な馬場で、前半が後半よりも1.9秒も速いハイペースになって、最下位の馬で7.1秒もの大差が付く非常に厳しいタフな競馬になった。後続を突き放した上位2頭だけでなく、3着以下の馬も厳しい競馬をしているので、着順を問わず出走各馬の次走はちょっと注意したい。