データとして残っているNHKマイルCの過去5年(2012年~2016年)の僕の軸馬は「3-0-0-3」(2012年は軸2頭)で、単勝回収率は716%で、複勝回収率は180%です。
2016年のメジャーエンブレムは圧倒的人気でしたが、2015年のクラリティスカイは3番人気での勝利、そして何より、2013年のマイネルホウオウは10番人気での勝利でした。
では、NHKマイルC2017の過去の傾向と、出走馬の前走チェックコメントと、「勝ちポジ」予想です。
NHKマイルC2017の過去の傾向
NHKマイルCの過去10年の結果を見てみたら、出走全馬の単・複回収率が、
- 単勝:97%
- 複勝:124%
と、数値的には大荒れのレースです。
ただ、この数値を押し上げているのが、2007年に桜花賞14着からブービー人気で勝ったピンクカメオです。
過去10年の勝ち馬の内7頭が3番人気以内で、6頭が1番人気です。
2016年NHKマイルC
極端なスローペースなら内有利も、ペースが流れれば差しが届くフラットな馬場で、このレースは17着までが1.0秒差と着差が付かなかったことから地力勝負とはしたけど、速めのペースで流れて、どちらかと言えば先行馬よりも差し馬有利なレースになった。あと、このレースは全馬結構厳しい競馬だったように思うので、大きな着順の馬も含めて、次走個人的に注意したい。
2015年NHKマイルC
レースが団子馬群だったことと、字面の数字と、1,2着馬のポジションからスローペースの前残りレースと判断されがちも、このレース以外のレースを見て総合的に判断すれば、フラットで少々力の要る馬場だったことは明らか。また、レース全体の各馬の位置取りを見ても、このレースが決して前有利なレースではなく、総合的な判断でこのレースを地力勝負レースとした。
2014年NHKマイルC
馬場としては、先週までよりも軽くなって内優勢に変化していた。このレースは、字面では前後半イーブンの平均ペースも、馬群が団子になっていたように中間でペースが緩んでゆったりしたペースになって、外枠から枠ナリに外を回した馬たちにとっては、距離ロスが堪える厳しいレースになった。
NHKマイルC2017出走馬の前走チェックコメント
僕が前走時にチェックコメントを書き残した馬と、そのチェックコメントをここで紹介します。
前走のレースを見返す際の、また、予想をする際の参考にして頂ければ。
馬名が無い馬は、前走でチェックコメントを書き残していない馬です。
1枠1番モンドキャンノ(スプリングS)
スタート出て我慢せずに掛かりながら先行して大敗。距離が長いのでこの大敗は仕方ないか。直線は全く追ってなかったし。荒れ馬場だったし。美しいフットワークが活きる良馬場の距離短縮で。
コチラ↓のYoutubeでモンドキャンノの詳細解説してます。
2枠3番アウトライアーズ(皐月賞)
パドック気配が前走から一変してたので少し期待したけど、この高速馬場の高速決着はこの馬には厳しかったか。真の地力が問われる馬場で見直し。
コチラ↓のYoutubeでアウトライアーズの詳細解説してます。
2枠4番カラクレナイ(桜花賞)
いつもと同じく後方からの競馬。直線に向いても残り300m手前まで前が壁で追い出しが遅れた。スムーズに直線全開で追えてたら馬券圏内もあったんじゃないかと思うが、前が壁で脚が溜まってたにも関わらず、一度は差した2着馬に差し返されたり、5着馬の追撃にあったりと、他馬との比較で最後はやや止まっているようにも見えるので、マイルは距離がギリギリかも知れない。
コチラ↓のYoutubeでカラクレナイの詳細解説してます。
3枠5番プラチナヴォイス(皐月賞)
これまで通り、フットワークから軽い馬場向きで、やっぱり軽い京都がベストやと思う。
3枠6番ボンセルヴィーソ(ニュージーランドT)
大外枠も先行するこの馬にとっては全く不利にならない枠で、2番手からの順馬の競馬で3着。
4枠7番ジョーストリクトリ(ニュージーランドT)
馬場が悪いのもお構い無しにシュタルケ騎手が内目を回したことが結果的に順馬の競馬になってこの好結果に繋がった。
4枠8番タイムトリップ(ニュージーランドT)
スタート直後に内の馬に寄られて外の馬との間に挟まれる不利があってかなりポジションを下げる形に。結果にこの不利が大きかった。残念。3角13番手から馬群の外を大きな距離ロスをしながらマクリ気味に上がって0.3秒差5着は、このレースで最も強い競馬をしたと言って良い。あと、パトロールビデオで直線の走りを見る限り、中山よりも東京向きっぽい走法に見えたことも次走に向けて付け加えておきたい。
5枠9番タイセイスターリー(ニュージーランドT)
もっと走れても良かった競馬。うーん、マイルでも長いんかな?
5枠10番ディバインコード(橘S)
ウチパクのチグハグな騎乗も何のその、このメンバーでは力が違った。
8枠16番アエロリット(桜花賞)
パドック気配の良さからも調子は良かったと思う。レース前から後ろから追い込む競馬をすると決め付けていたようで、スタートして馬は行く気満々もすぐに手綱を引いて下げた。いつもの好位からの競馬をしていたらひょっとして?って思うけど、競馬は鞍上込みなので仕方ないと思うしか無い。次走もノリさんならこのレースの正当性を証明するために控える競馬をするハズなので考慮して予想すべし!フットワークが大きい馬でキレ勝負では分が悪いので、せっかく先行力があるなら先行するのがベターやと個人的には思う。次走試金石。
NHKマイルC2017の「勝ちポジ」予想
各印を打った理由など、予想の詳細は、↑上のYoutubeにてご確認ください。
本命◎:4枠8番タイムトリップ
対抗◯:5枠10番ディバインコード
単穴▲:3枠5番プラチナヴォイス
惑星☆:3枠6番ボンセルヴィーソ
ヒモ△:1枠1番モンドキャンノ
ヒモ△:2枠3番アウトライアーズ
ヒモ△:8枠16番アエロリット
「勝ちポジ予想理論」については、「Be Winning Horseplayer」の第5章-ウマニティで17大会連続プラスを達成した予想法解体講座-で確認下さい。
【NHKマイルカップ】
◎⑮レッドアンシェル
◯⑩ディバインコード
▲③アウトライアーズ
△⑦ジョーストリクトリ
△⑪オールザゴー
単勝+複勝◎、馬連◎◯=◎◯▲△△