2開催、計16週間連続で競馬が行われて、しかも、かなり雨に祟られて、前週までに、特に内側は相当馬場が傷んでいた中山競馬場でしたが、想定していた通り、馬場造園課の丹念な馬場整備によって、今年も皐月賞はレースレコードを更新する高速馬場に変貌していました。
この馬場の変貌については、ツイッターにてリアルタイムで取り上げました。
中山4Rの3歳未勝利の2000m戦で勝ち時計が2.00.4‼️やっぱり意図的に馬場を造ってきた馬場造園課。芝のレースが使われれば使われるほど、白い砂の巻き上がりがどんどん増えていくハズです。それでも作業を施したとの発表はありません😅 pic.twitter.com/0WcdKH9PLC
— 菅田英治(栄光の競馬道) (@Eiji_KEIBA) April 15, 2017
中山の芝内回りコースは、内外はフラットで、スローペースなら前有利かな?皐月賞はペース次第って感じ。ペースが緩めば前残りレースで、ペースが流れれば地力勝負レース。 pic.twitter.com/r8yrVjyG7D
— 菅田英治(栄光の競馬道) (@Eiji_KEIBA) April 15, 2017
皐月賞と同じ2000m戦の中山8R
馬場としては内も外もOK!
それにしても砂埃の量が凄い😅 pic.twitter.com/g37yTg9lT6— 菅田英治(栄光の競馬道) (@Eiji_KEIBA) April 16, 2017
某著名な予想家さんも苦言を述べていましたが、僕も事前に予想していたとは言え、想像以上の高速馬場を造ってきたのには驚きました(苦笑)
去年の高松宮記念と言い、今年の小倉と言い、先週の福島と言い、あからさまに馬場を弄り過ぎちゃうかな?って思います。
で、公平競馬を謳うのであれば、馬場整備したことをきちんと発表することも必要やと思います。
では、先週の馬場傾向と今週の馬場予想です。
今週から東京・京都競馬が開幕します。
東京の芝コースは、第1回東京競馬終了後、芝馬場のクッション性確保のためエアレーション作業が実施されています。
福島競馬場の芝コースが、A→Bコースに替わります。
東京競馬場
今週の馬場予想
今週から始まる東京競馬場ですが、去年のこの開催の開幕週は、近年の傾向通りエアレーションの効果が出ていて地力のある差し馬が十二分に力を発揮することができる内外フラットな差し馬有利な馬場でした。吉田豊騎手は最も馬場を分かって乗ってたように思います。今年もフラット想定で臨みますが、馬場が全く違う可能性がありますので、実際にレースを見て臨機応変に対応してください。
直前情報(4月21日(金)正午現在の情報)by.JRA馬場情報
■天候:曇
■馬場状態:(芝)良(ダート)良
■芝の状態:第1回東京競馬終了後、野芝の生育を促進させる為の更新作業を行い、開催で傷んだ箇所は蹄跡補修・洋芝追加播種・シート養生を行いました。また、芝馬場のクッション性確保のためエアレーション作業を実施しました。芝の生育は順調で全体的に良好な状態です。
■芝の草丈:(芝コース)野芝約6~8cm、洋芝約12~16cm
■使用コース:Aコース(内柵を最内に設置)
■気象状況:
17日(月)に14.0ミリ、18日(火)に15.0ミリの降水を観測。
■作業内容:
(1)芝コース
・15日(土)芝刈りを実施しました。
・20日(木)芝の生育管理のため散水を実施しました。
(2)ダートコース
・17日(月)~21日(金)クッション砂の砂厚を調整(9.0cm)しました。
■第2・3回東京競馬の馬場概要(4月17日(月)現在):
芝コース
(1)使用コース
・第2回東京 前6日 Aコース、第7・8・9・10日 Bコース、第11・12日 Cコース
・第3回東京 前4日 Cコース、後4日 Dコース
(2)芝の状態
・野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行します。
・第1回東京競馬終了後、野芝の生育を促進させる為の更新作業を行うと共に、開催で傷んだ箇所は蹄跡補修・洋芝追加播種・シート養生を行いました。芝の生育は順調で全体的に良好な状態です。
・第1回東京競馬終了後、芝馬場のクッション性確保のためエアレーション作業を実施しました。
・芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。
ダートコース
(1)ダートコースの状態
・第1回東京競馬終了後、一部の路盤点検及び砂厚調整を行いました。
・クッション砂の砂厚は9.0cm(従来通り)で調整しています。
・乾燥が著しい場合は、競走馬の安全のため散水を行う場合があります。
(1)障害コースの状態
・野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行します。
・第1回東京競馬終了後、野芝の生育を促進させる為の更新作業を行いました。野芝・洋芝共に順調に成育し、全体的に良好な状態です。
・第1回東京競馬終了後、クッション性確保のためエアレーション作業を実施しました。
・芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。
芝コースの様子(撮影日:4月12日(水))
京都競馬場
今週の馬場予想
今週から始まる京都競馬場ですが、去年のこの開催の開幕週は、初めて導入された開催前のエアレーションの効果が出て、例年のような極軽の圧倒的内有利な馬場ではなくて、スローペースなら内有利も、ペースが流れれば内外フラットな傾向でした。今年は、JRAの発表に誤りがなければ、開催前のエアレーション作業は行われていないので、昨年のようにペースが流れれば内外フラットな傾向にはならず、一昨年までのような極軽の圧倒的内有利な馬場になっている可能性があります。ただ、JRAの発表が誤りで、エアレーション作業が施されていれば、想定した馬場と全く違う可能性がありますので、実際にレースを見て臨機応変に対応してください。
直前情報(4月21日(金)正午現在の情報)by.JRA馬場情報
■天候:曇
■馬場状態:(芝)良(ダート)稍重
■芝の状態:第2回京都競馬終了後、損傷箇所に洋芝の追い播きを行い、保温効果のあるシートでコース内側の養生を行いました。野芝、洋芝ともに順調に生育し、全体的に良好な状態です。
■芝の草丈:(芝コース)野芝約6~8cm、洋芝約14~18cm
■使用コース:Cコース(Aコースから直線部7m、曲線部6m外に内柵を設置)
■気象状況:
17日(月)に45.5ミリ、18日(火)に8.0ミリの降水を観測。
■作業内容:
(1)芝コース
・17日(月)~18日(火)芝刈りを実施しました。
・14日(金)、16日(日)、19日(水)~20日(木)芝の生育管理のため散水を実施しました。
(2)ダートコース
・14日(金)、19日(水)~21日(金)クッション砂の砂厚を調整(9.0cm)しました。
■第3回京都競馬の馬場概要(4月17日(月)現在):
芝コース
(1)使用コース
・第3回京都 前6日 Cコース、後6日 Dコース
(2)芝の状態
・野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行します。
・第2回京都競馬終了後、損傷箇所に洋芝の追い播きを行い、保温効果のあるシートでコース内側の養生を行いました。野芝、洋芝ともに順調に生育し、全体的に良好な状態です。
・芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。
ダートコース
(1)ダートコースの状態
・第2回京都競馬終了後、路盤の点検およびクッション砂の補充を行いました。
・クッション砂の砂厚は9.0cm(従来通り)で調整しています。
・乾燥が著しい場合は、競走馬の安全のため散水を行う場合があります。
障害コース
(1)障害コースの状態
・野芝でレースを施行します。
・第2回京都競馬終了後、蹄跡の補修を実施しました。野芝は順調に生育し、全体的に良好な状態です。
・第2回京都競馬終了後、芝馬場のクッション性確保のためエアレーション作業を実施しました。
・芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。
芝コースの様子(撮影日:4月14日(金))
福島競馬場
先週の馬場傾向
土曜日は、7R中5Rで逃げ馬が連対していた通り、馬場整備が施されて内有利な馬場になっていました。ただ、後半のレースから徐々にフラットへ近づいて行き、日曜日は、基本的に内外フラットな傾向でした。
今週の馬場予想
今週からBコース替わりです。このコース替わり&週末の好天もあって、特に土曜日は、また内有利な馬場になっている可能性があります。実際にレースを見て臨機応変に対応してください。そして、明らかな内有利な馬場であれば、積極的に狙ってみても良いかも知れません。
直前情報(4月21日(金)正午現在の情報)by.JRA馬場情報
■天候:曇
■馬場状態:(芝)良(ダート)稍重
■芝の状態:今週はBコースを使用します。正面内側に若干の傷みが見られますが、全体的には概ね良好な状態です。
■芝の草丈:(芝コース)野芝約6~8cm、洋芝約12~16cm(障害コース)野芝約6~8cm、洋芝約12~16cm
■使用コース:Bコース(Aコースから2m外に内柵設置、※3~4コーナー2.5m)
■気象状況:
17日(月)に8.0ミリ、18日(火)に21.0ミリの降水を観測。
■作業内容:
(1)芝コース
・18日(火)~19日(水)芝刈りを実施しました。
・20日(木)芝の生育管理のため散水を実施しました。
(2)ダートコース
・19日(水)~21日(金)クッション砂の砂厚を調整(9.0cm)しました。
(3)障害コース(たすき部)
・19日(水)芝刈りを実施しました。
・20日(木)芝の生育管理のため散水を実施しました。