さあ、2016年の秋のG1開幕です!
スプリンターズSの過去10年の結果を見てみたら、出走全馬の単・複回収率が、
- 単勝:76%
- 複勝:94%
と、やや荒れ気味のレースであることが分かります。
この秋の重賞レースは、土曜日に行われたシリウスSも含めて、全てのレースで1番人気馬が勝ってますけど、このスプリンターズSでその記録が途絶えるかも知れません。
では、スプリンターズS2016出走馬の前走チェックコメントと「勝ちポジ」予想です。
スプリンターズS2016出走馬の前走チェックコメント
僕が前走時にチェックコメントを書き残した馬と、そのチェックコメントをここで紹介します。
前走のレースを見返す際の、また、予想をする際の参考にして頂ければ。
馬名が無い馬は、前走でチェックコメントを書き残していない馬です。
1枠1番ビッグアーサー(セントウルS)
絶好の最内枠からスピードを活かした逃げの手に出て58kgを背負っても完勝。スピードのある馬がそのスピードを存分に活かすには、やっぱり逃げ・先行が一番。この競馬をしている限り、無様な結果にはならない。
コチラ↓のページでビッグアーサーの詳細解説してます。
https://e-keiba.com/17882/
1枠2番ブランボヌール(キーンランドC)
この馬場でこの距離はベスト。軽い馬場よりも力の要る馬場で狙い。
2枠3番ティーハーフ(セントウルS)
最後方からの競馬で直線シッカリ追えなかった。スムーズなら2~4着あたりに差し込んでこれてたように思う。不利を受けるのは追い込み馬の宿命なので仕方ないっちゃ仕方ない。完全な差し決着になるような馬場&展開になれば一発大穴も可能な近走の駆けっぷり。
3枠5番シュウジ(キーンランドC)
マイペースで行って差されただけに勝った馬が強かった。
3枠6番ベルカント(北九州記念)
全てが勝ち馬に向いた競馬で仕方ないっちゃ仕方ない。それでも2着はサスガ。
4枠7番スノードラゴン(セントウルS)
2番手で競馬できたのには驚いたけど、逆に直線で失速。これ以上を望むのは酷かな?
4枠8番サクラゴスペル(京王杯スプリングC)
逃げては厳しい競馬。
6枠11番ダンスディレクター(セントウルS)
押して出して行くことなく後方からの競馬をした時点で、今週の馬場ではジ・エンド。最初から控える競馬をするつもりだったんだと思う。調子を上げれるなら、当然、次走の本番では有力になる。
コチラ↓のページでダンスディレクターの詳細解説してます。
https://e-keiba.com/17892/
6枠12番レッツゴードンキ(キーンランドC)
結果的に位置取りが後ろ過ぎた。もう少しペースが流れていれば・・・
7枠13番レッドファルクス(CBC賞)
USをC回して4角9番手からの差し切り勝ちは非常に強い競馬。芝・ダート問わず左回りで良績がある馬で、なるほど、このレースも直線は右手前のまま最後まで走り切ってた。
8枠15番ミッキーアイル(高松宮記念)
ほぼ完璧な競馬して2着だけに、時計勝負では勝ち馬の方が上だった。
コチラ↓のページでミッキーアイルの詳細解説してます。
https://e-keiba.com/17887/
8枠16番ネロ(セントウルS)
外から被せられるような形になって位置取りを下げてしまった。2番手で競馬ができていれば、もっと際どいゴールになっていたように思う。直線で手綱が解けて追えない場面があった。
スプリンターズS2016の「勝ちポジ」予想
まずは中山の馬場傾向ですが、できれば直前のレース(10R)までチェックするのが良いと思います。ここではフラット想定で予想します。
続いてペースですが、内目の枠に先行馬が揃って、外目の枠に差し馬が揃って、でも、大外枠に逃げ馬が居るという、何とも難しい枠の並びですが、大外枠からミッキーアイルが逃げる展開と決め打ちして、ハイペースと想定します。
「内外フラットな馬場」で「ハイペース」ということで、教科書通りなら「勝ちポジ」は「差し」になるんですけど、中山の1200mということを考えて、このレースの「勝ちポジ」は「地力勝負」(「栄光の競馬新聞」的には「力」)と予想します。
ただ、予想としては、ハイペースの縦長馬群を想定して、外から力のある差し馬が差して来る想定で予想しました。
ミッキーアイルが控えて早めに隊列が決まって、平均ペースの団子馬群になったら諦める…こんな一発狙った予想をしてみます。
本命◎:6枠11番ダンスディレクター
能力はG1級。いつもゲートで後ろに体重をかけて出遅れるけど、上手くタイミングが合ってソコソコのスタート切って中団の外でスムーズな競馬できれば、このメンバー相手でも余裕で差し切れる。フツーにスタート出てくれ~!
対抗◯:6枠12番レッツゴードンキ
春の高松宮記念は全く競馬をしていなくて、ちゃんと走れていれば3着もあった。本命◎馬同様に、中団の外でスムーズな競馬できれば、このメンバー相手でも十分勝負になる。
単穴▲:2枠3番ティーハーフ
去年のこのレース3着のウキヨノカゼみたいに直線勝負に賭ければ一発ないか?
惑星☆:8枠16番ネロ
大外枠も逆にスムーズな競馬ができる。中団の外でスムーズな競馬できれば、前走でビッグアーサーに迫っただけに、このメンバー相手でも十分勝負になる。
ヒモ△:1枠1番ビッグアーサー
ヒモ△:4枠7番スノードラゴン
ヒモ△:7枠13番レッドファルクス
ヒモ△:7枠14番ウリウリ
ヒモ△:8枠15番ミッキーアイル
馬券は、本命◎の単勝と、本命◎から印各馬への流しで。
とにかく、ダンスディレクターがフツーのスタートを切ることと、ペースが流れて縦長馬群になること。この2つが揃ったら馬券は当たる…ハズ。
「勝ちポジ予想理論」については、「Be Winning Horseplayer」の第5章-ウマニティで17大会連続プラスを達成した予想法解体講座-で確認下さい。
◎⑬レッドファルクス
◯①ビッグアーサー
▲⑭ウリウリ
△⑫レッツゴードンキ
△⑤シュウジ
単勝◎、馬連◎◯=◎◯▲△△
三連複◎=◯▲=◯▲△△478(11点)