高松宮記念2016出走有力各馬の個別解説ビデオを撮りました。
高松宮記念2016予想のために解説したのは、「netkeiba.com」さんの予想オッズで上位になっていた、ミッキーアイル,ダンスディレクター,ビッグアーサーの3頭です。
この記事では、ダンスディレクターの近走評価と、馬の特徴についてです。
僕がレース回顧をして書き残したチェックコメントも一緒に紹介しますので、レースを見返す際の、また、予想をする際の参考にして頂ければ。
ダンスディレクターの近走評価と馬の特徴
ダンスディレクターの5走前:1600万斑鳩S
1600万斑鳩Sのレースコメント
コーナー部内有利。
1600万斑鳩Sのチェックコメント
CUをC回して0.2秒差完勝はサスガ。上でも人気でしょう。
ダンスディレクターの4走前:京王杯スプリングC
京王杯スプリングCのレースコメント
超スローペースで団子馬群からの瞬発力勝負。団子馬群もあって直線で不利があった馬が多かったのでレースタイプを「ス」にしようかとも思ったけど、不利に関しては各馬のコメントで補うことにして、レースタイプは「瞬」とした。
京王杯スプリングCのチェックコメント
直線前が壁でゴールまで全く追うことが出来ずに完全に脚を余した。内枠から最内をロスなく回して脚が溜まっていたとは言え、前で壁だった馬が0.1秒差の3着と5着に入線したことを考えれば、前が開いていれば楽に差し切って数馬身突き放して完勝していたと思う。賞金的に安田記念の出走は厳しいと思うけど、差せるコースで馬場に合った枠なら、例えそれがマイルのG1でも軸馬候補にしたい。
ダンスディレクターの3走前:CBC賞
CBC賞のレースコメント
雨上がりの重馬場も開幕週で内有利の馬場で、前半33.4-後半35.7の超ハイペースになって差し馬有利に。レースタイプとしては「コーナー部内有利(CU)」としたが、内有利と言っても重馬場のハイペースだけにそこまで内有利ではなくて、机上で距離ロス換算するなら通常の半分のロスで計算するぐらいが良さそう。
CBC賞のチェックコメント
直線を向いて前が壁で進路を探して追い出しが遅れたのは勝ち馬も同じ。斤量差を考えると、やはり勝ち馬が一枚上。ただ、この馬も勝ち馬同様に内枠から馬群を割って差す器用な競馬ができるのは強み。
ダンスディレクターの2走前:阪神C
阪神Cのレースコメント
コーナーで団子馬群になったように、1400mの重賞レースとしてはペースは上がらなくて、やや内有利のレースも、直線(特に内の方で)前が壁になったりしてスムーズさを欠いた馬が何頭も居たので、このレースのレースタイプを「ス」とした。
阪神Cのチェックコメント
馬群の外を回しながらタイム差無しの2着は、最も強い競馬をしたと言って良い。スタートが遅く差す競馬になるので取りこぼしがちも、京王杯SCのレース回顧で「差せるコースで馬場に合った枠なら、例えそれがマイルのG1でも軸馬候補にしたい」と書き残した通り、馬の絶対能力はG1級。
ダンスディレクターの前走:シルクロードS
シルクロードSのレースコメント
内有利の馬場で、京都の1200m戦らしく速くない平均ペースで流れて、圧倒的内先行有利に。ほとんど枠順で結果が決まったような競馬で、馬群の外を回さざるを得なかった外枠の馬たちにとっては、非常に厳しい競馬になった。
シルクロードSのチェックコメント
五分のスタート切って、最内枠だけに絶好のポジション(ラチ沿いの前から3列目)に付けることができたことが、ノーステッキでゴール前ジョッキーが後ろを振り返る余裕のある完勝に繋がった。引き続き馬場に合った枠なら勝ち負けになるだろうし、そうでなくても差せるコースならば地力で圏内に持ってこれる能力ある。