エリザベス女王杯2015出走有力各馬の個別解説ビデオを撮りました。
エリザベス女王杯2015予想のために解説したのは、「netkeiba.com」さんの予想オッズで上位になっていた、ヌーヴォレコルト,ラキシス,ルージュバックの3頭です。
僕がレース回顧をして書き残したチェックコメントも一緒に紹介しますので、レースを見返す際の、また、予想をする際の参考にして頂ければ。
ヌーヴォレコルト
5走前(エリザベス女王杯)チェックコメント
CUを内枠からスタートを決めて逃げ馬の後ろのポジションを取って完璧な競馬するも最後の最後で差された。結果論やけど、外回りコースだけにもう一列後ろのポジションがベストだった。
4走前(中山記念)チェックコメント
スタートで1馬身抜ける弾丸スタートは余程調子が良かったんだと思う。これで逃げ馬の直後の絶好のポジションが取れたことが24年ぶりの牝馬による中山記念制覇に繋がったのは間違いない。もちろん、4コーナーの捌きと、直線で最内を突いた岩田騎手の神がかった好騎乗も見逃せない。つまり、全てがこの馬にプラスに働いての勝利で、もう一度戦ったら結果は変わると思う。
3走前(ヴィクトリアマイル)チェックコメント
内枠から先行もC回すロスして0.6秒差6着。距離ロスよりもスピード負けの印象。
2走前(宝塚記念)チェックコメント
レベルの高い牡馬相手の方が逆に競馬がしやすいかも知れない。牡馬相手のG1ではサスガに厳しいっぽいも、G2ぐらいなら牡馬相手でも勝ち負けできる。
前走(オールカマー)チェックコメント
中山記念を完全再現するような、内枠から好スタートを切って最内をロス無く回して直線も最内の狭い所を突いて差すも、外から勝ち馬に差し切られた。3着以下には0.3秒の大差を付けているだけにこの馬としては良い競馬も、このレースは勝ち馬があまりにも強かった。
ラキシス
5走前(有馬記念)チェックコメント
ディープインパクト産駒らしい頭が低い走法だけに、基本的には中山は合わないと思うけど、先行したとは言え6着は立派。2000mを超える距離での牝馬戦では馬券から外せない。
4走前(大阪杯)チェックコメント
あのキズナを差し切って0.3秒の差を付けたのは、雨で緩んだ馬場が余程合うんだと思う。2000mを超える距離での牝馬戦では馬券から外せないし、雨で緩んだ馬場ならそれが牡馬混合のG1レースであっても馬券から外せない。
3走前(宝塚記念)チェックコメント
最も厳しい競馬をした。牡馬相手のG1でも勝ち負けできる。
2走前(札幌記念)チェックコメント
ちょっと行き過ぎたかな?
前走(京都大賞典)チェックコメント
4角8番手の内という厳しいポジションも、上がり2位の32.5秒の脚を使ってよく4着まで差してきた。やはり力ある。2000mを超える距離での牝馬戦では馬券から外せないし、雨で緩んだ馬場ならそれが牡馬混合のG1レースであっても馬券から外せないという評価は変わらない。
ルージュバック
5走前(新馬戦)チェックコメント
脚ピーンで前脚が非常に高く上がりながらも高速回転する。瞬発力マイラー。
4走前(2歳500万)チェックコメント
レベ高かも?ムチ使わず比較的楽に差し切りレコード圧勝。かなり強い!
3走前(きさらぎ賞)チェックコメント
好位の内の3番手で競馬して結果を出せたのは、今後に向けて良い経験になったと思う。ただ、やっぱりパドックでの硬めの歩様や、レースのフットワークと回転の速さなどを考えると、ベストな距離は2000mぐらいまでじゃないかと思う。
2走前(桜花賞)チェックコメント
このペースを4角15番手からの競馬をしていてはどうしようもない。度外視可能。好スタートを切っていただけに下げたのが惜しい。直線で進路が狭くなってブレーキをかける場面もあったし。次走は大外一気の戦法に出そう。
前走(オークス)チェックコメント
桜花賞の反省と凱旋門賞に出走できる馬かどうかの確認もあったのかも知れないけど、外枠からでも強気に距離ロス覚悟で好位に位置して地力勝負に打って出た。完全マークされての2着だけに負けて強しも、やっぱり2400mは適正的には少し長いように思う。この馬に1600~2000m戦で先行されたら、それこそ桜花賞馬でも太刀打ちできないんじゃないかと思う。