3歳馬と古馬が一緒にレースをするクラス再編が行われてから、早2ヶ月半が過ぎようとしています。
クラス再編が行われて1ヶ月が経過した時に書いたコラム↓
https://e-keiba.com/13823/
この後も、巷では相も変わらず「今年の3歳馬は強い!」と騒がれているようですが、それは本当なのか?強い3歳馬を買っていれば儲かるのか?を再度、TARGET frontier JV(ターゲット)を使って分析してみました。
競馬だけに限らず、新聞で書かれてること,テレビで言ってることが全て正しいと思ってたら大間違いです!
それを信じて馬券を買ってお金を失ったとしても、新聞もテレビも責任を取ってくれません。
自分の身(自分のお金)は、自分で守りましょう(笑)
なお、この記事で分析したデータは、
- 集計期間は2015年6月6日~2015年8月9日
- 3歳以上の芝レース
となっています。
分析データ一覧表の意味については↓コチラの記事を参照ください。
https://e-keiba.com/14050/
(1)世代別成績
馬券を買って当たる確率、つまり、的中率としては、やっぱり3歳馬が一番高くて、次いで5歳馬→4歳馬(前回の分析では4歳馬→5歳馬だった)の順になっています。
ただ、馬券を買って儲かる確率、つまり、回収率としては、やっぱり5歳馬が一番高くて、次いで3歳馬→4歳馬の順になっています。(単勝回収率で順位付け)
馬券を当てたいのなら、世間でも言われている通り3歳馬を買うのが良いですが、馬券で儲けたいのなら、やっぱり意外にも5歳馬が良いということです。
(2)3歳馬のクラス別成績
現時点で3歳馬が活躍しているのは、やっぱり1000万クラス以上です。
実感としては最も活躍しているように思える500万クラスは、やっぱりイマイチな数字です。
クラス再編が行われてから2ヶ月半の競馬を見ていても、3歳馬はやっぱり過剰人気しています。
あまりにも過剰人気している3歳馬に関しては、人気している馬以外は、ちょっと疑った目で見るぐらいが良いかもしれません。
(3)4歳降級馬と、4歳現級馬の成績比較
-1)4歳全馬の成績
-2)4歳降級馬の成績
-3)4歳現級馬の成績
馬券を買って当たる確率、つまり、的中率としては、やっぱり4歳降級馬が高いですが、馬券を買って儲かる確率、つまり、回収率としては、引き続き4歳現級馬の方が少し高くなっています。(単勝回収率で順位付け)
馬券を当てたいのなら、世間でも知れ渡っている強い4歳降級馬を買うのが良いですが、4歳降級馬が強いのは周知の通りで、逆にそれが過剰過ぎて、オッズに影響を与えすぎているということでしょう。
ちなみに、4歳降級馬のクラス別成績は以下の通りです。
やっぱりどのクラスであっても、4歳降級馬は馬券的な妙味はありません。
(4)5歳馬のクラス別成績
今年の5歳馬は、やっぱり凄い成績を挙げています。
巷で騒がれている3歳馬や4歳降級馬が過剰人気し過ぎていることもあって、それなりに強い5歳馬が正当な評価を受けていないということなのでしょう。
ちなみに、宝塚記念でワン・ツーしたラブリーデイとデニムアンドルビーは5歳馬です。
まとめ:クラス再編後2ヶ月半のデータを分析した結果
「今年の3歳馬のレベルは本当に高いの?」という問いに関しては、やっぱり「まあレベル高いんちゃう?」という答えになります。
ここに関しては、巷の評価と同じです。
ただ、「3歳馬を買えば儲かるの?」という問いに関しては、やっぱり「儲けるにはちょっと考えて馬券を買わなアカンで!」という答えになります。
具体的には、「1000万クラス以上は3歳馬が強いし儲かる」というデータが出てますが、「500万クラスは、3歳馬やから買い!という単純な考えで馬券を買っていては儲からん」というデータが出てます。
続いて、「世代比較と真に狙うべき馬は?」という問いに関しては、「今年に関しては、やっぱり5歳馬が狙い目!」というデータが出てます。
ちなみに、5歳馬の月別成績は以下のとおりです。
何も考えずに、5歳馬の単勝を全馬ひたすらベタ買いし続けてるだけで、コンスタントに毎月プラスが出ています。参考まで。
(注意書き)
これからはあくまでも過去を分析した事実を公開しただけであって、未来、つまり、今週以降もこのデータ通りの結果になるとは限りませんので、これらのデータを今週からの馬券に反映させるかどうかは、自己責任でお願いします。
いつも書いてることですが、競馬だけに限らず、新聞で書かれてること,テレビで言ってることが全て正しいと思ってたら大間違いです。
それを信じて馬券を買ってお金を失ったとしても、新聞もテレビも責任を取ってくれません。
もちろん、僕も責任は取れません。
自分の身(自分のお金)は、自分で守りましょう(笑)