競馬データベースソフト「TARGET frontier JV(通称:ターゲット)」を使ってデータ分析した結果を公開しています。
常識と思われていることを覆すような事実を見つけ、それを、この「栄光の競馬道」ブログを読んでくれている皆さんと共有して、更なる上を一緒に目指して行けたらと思います。
なお、この記事で分析したデータは、
- 集計期間は2012年1月5日~2015年7月19日
- 芝レースのみ(ダート,障害は除く)
となっています。
分析データ一覧表の意味については↓コチラの記事を参照ください。
どれぐらいレース間隔が開いたら休養明け?
まずは、休養明けの定義から。
競馬新聞などでは、「3ヶ月の休養明け」とか、「半年の休養明け」とか、「2ヶ月半の休養明け」とか、色々と書かれてありますが、この記事での休養明けは、
前走とのレース間隔が10週(中9週)以上を休養明け
と定義します。
そして、ここでは休養明けの長さ
- 10~25週
- 半年以上
によって2種類に休養明けを区別して分析します。
ちなみに、僕のオリジナルの競馬新聞「栄光の競馬新聞」では、休養明けが一目で分かるように、
- 10~25週の休養明け初戦には、青のライン
- 半年以上の休養明け初戦には、赤のライン
が引かれているので便利です。
休養明け初戦は、消しか?買いか?
「休養明け初戦は、消しか?買いか?」については、前回のデータ分析の記事で書きましたので、詳しくは↓コチラで。
https://e-keiba.com/14060/
結論だけ書くと、
- 馬券を当てたいのなら、コンスタントに使われている馬
- 馬券で儲けたいのなら、休養明け初戦の馬
ということでした。特に、半年以上の休養明け初戦の馬は、単勝回収率が高くなっていました。
ここまでが長い前置きで、今日の本題はここからです。
今日は、休養明けを一叩きされた後の休養明け2戦目は、消しか?買いか?について、データ分析してみたいと思います。
休養明け2戦目は、消しか?買いか?
上の画像が、休養明け2戦目の馬の単勝オッズ別の成績です。
休養明けを一叩きされたことで、調子が上向いて来るだろうと思ったら大間違い!
ご覧の通り、休養明けを一叩きされた後の休養明け2戦目は、馬券的に狙ってはイケナイということがハッキリ分かります。
人気していようが人気していまいが、回収率は全てのオッズレンジでマイナスで、トータルで、単勝回収率は63%、複勝回収率は66%です。
年度別で見ると、こんな感じです。
トータルのデータ数が14,342もあるので、ビッグデータと言って良いデータでしょう。
休養明け初戦でイキナリ好走した馬の2戦目は、消しか?買いか?
では、休養明けを一叩きされた次走で特に人気になりやすい、休養明け初戦でイキナリ好走した馬の2戦目はどうでしょうか?
上の画像が、休養明け初戦時の着順別の成績です。
休養明け初戦でイキナリ好走していようが関係なし!
ご覧の通り、休養明け初戦でイキナリ好走していたとしても、休養明け2戦目は、馬券的に狙ってはイケナイということがハッキリ分かります。
まとめ:休養明け2戦目は、消しか?買いか?
休養明けを一叩きされたことで、調子が上向いて来るだろうと思って馬券を買いたくなるんですけど、データ分析をした結論としては、
休養明け初戦でイキナリ好走していたとしても、休養明け2戦目は、馬券的な期待値は非常に低い
ということです。
ということで、前回の休養明け初戦のデータと合わせた結論として、馬券的には、
- 休養明け初戦は、買い
- 休養明け2戦目は、消し
ということになります。
多分、一般的な競馬ファンが思っているのと真逆の結論になってるんじゃないかと思います。
(注意書き)
これらはあくまでも過去を分析した事実を公開しただけであって、未来、つまり、今週以降もこのデータ通りの結果になるとは限りませんので、これらのデータを今週からの馬券に反映させるかどうかは、自己責任でお願いします。
いつも書いてることですが、競馬だけに限らず、新聞で書かれてること,テレビで言ってることが全て正しいと思ってたら大間違いです。
それを信じて馬券を買ってお金を失ったとしても、新聞もテレビも責任を取ってくれません。
もちろん、僕も責任は取れません。
自分の身(自分のお金)は、自分で守りましょう(笑)
いつも楽しく拝見しています。
ひと叩きはセオリーだと思っていたので驚きですね。
個人的には、条件馬と、狙ったG1に照準を絞っている馬とでは、休養の意味が異なると思うので、G1に限ったデータがあったら嬉しいなぁ〜。なんて(笑)
機会があったらお願いします(^o^)