連続開催の最終日にも関わらず、レコードにコンマ4秒、レースレコードにコンマ2秒の好時計での決着。
JRA馬場造園課に脱帽でございます。アッパレ!
では、皐月賞のレース回顧と次走以降の注目馬です。
ちなみに、皐月賞の予想記事はコチラ↓
https://e-keiba.com/13031/
予想は見事にハズレました(涙)
皐月賞のレース回顧
シッカリとした馬場整備が成されて、最終週にも関わらず時計の速い高速馬場が造られました。このレースはペースが緩まず地力が問われたレースで地力勝負レースとしたけど、結果的に少し内が得をした感がある。馬群の外を回すとサスガに距離ロスが堪えるレースだったということは覚えておきたい。
皐月賞の次走以降の注目馬
ドゥラメンテ
出して行かずにほぼ最後方からの競馬を選択したデムーロ騎手(陣営?)の肝の据わった好騎乗。3~4コーナーでも内を選択して距離ロスを抑えて、4コーナーの出口で奇跡的に馬群が2つに分かれた裂け目を利用してほとんどブレーキを掛けること無く外に出して、ゴール前の急坂をものともせずラスト1Fは恐らく10秒台のラップで最後流して突き抜けた。少々他馬に迷惑は掛けたけど、内枠から内をロスなく回して追い込む競馬をしながらも奇跡的に完璧な競馬ができた。逆に言えば、完璧な競馬が出来たからこそこの完勝に繋がったということは覚えておきたい。ちなみに、スタート後に1頭外の馬に馬体を当てられて、その馬がムチをバチバチ入られていても落ち着いて後方に下げれたので、次走も掛かることは無いんじゃないかと思う。
リアルスティール
内枠から好スタートを切って好位の内という絶好のポジションでスムーズな競馬から直線抜け出して完全な勝ちパターンも、ゴール前の急坂で一気に外から勝ち馬に差されて2着。理想的な競馬をしての2着だけに、このレースに関しては勝ち馬がちょっと強すぎた。ただ、恐らくこの馬は中山よりも東京向きだと思うし、勝ち馬は内枠から内をロスなく回して追い込む競馬をしながらも奇跡的に完璧な競馬ができたことも大きかったので、次走に向けての安定感としては、この馬の方に分があるような気もしないでもない。ただ、パドックでチャカり続けてたのは少し心配。
キタサンブラック
この馬らしいベストな競馬をしての3着で、高速決着のこのレースに限っては力負け。ただ、恐らくダービーの舞台の方が合うハズで、ダービーの馬場と枠によっては楽しみ。
ブライトエンブレム
頭低く本質的には中山よりも東京の方が合うタイプだけに、ダービーの馬場と枠によっては、着差は縮まるんじゃないかと思う。
サトノクラウン
結果的にスタートの出遅れと挽回しに行ったにも関わらず挽回できなかったのが第一の敗因。3~4コーナーで馬群の外を回したのが馬券圏外にまで飛んだ最大の敗因。逆に、これだけの敗因が重なりながらも、勝ち馬に次ぐ上がり時計2位タイの脚を使って後続の馬に差されることなく着順を上げたことは高評価できる。全くもってして力負けではない。ダービーの馬場と枠によっては逆転まである。
編集後記
先日届いた例の馬場本を少しずつ読んでいるんですけど、まさに、今のJRA馬場造園課(馬場土木課)が目指している理想的な馬場が造られた今年の皐月賞だったのではないかと思います。
ちなみに、先日届いた例の馬場本というのはコチラ↓
https://e-keiba.com/12587/
一昔前の馬場(整備)と今の馬場(整備)は全然違うので、昔の事例にとらわれずに、今(現実)を見て臨機応変に対応していかないとダメだとつくづく思いました。
これは馬場だけに限らず、競馬だけに限らず、人生において何事も・・・