先日、A4用紙で19ページの「栄光の競馬新聞」解説書を公開しました。
しかし、この解説書だけでは、「栄光の競馬新聞」を具体的にどう活用したら良いのか分からないんじゃないかと、で、結果的に「栄光の競馬新聞」が上手く使えていないんじゃないかと思います。
そこで、先日から何回かに分けて「栄光の競馬新聞」活用法と題して、「栄光の競馬新聞」を活用するためのYouTubeを公開しています。
今日は、完全なる僕のオリジナル表記で、予想する上で最も重要な表記と言っても過言でない
レースタイプ
について解説します。
レースタイプ
「栄光の競馬新聞」解説書よりレースタイプについて解説している箇所を転載します。
レースタイプ
レースタイプとは、そのレースが行なわれた当日の馬場状態による有利不利や、そのレースの展開(ペース)による有利不利、また、有利不利が無い地力勝負になったなどを表しています。
*イメージし易くするために馬群の画像を作成しました。赤丸の入った辺りの馬が有利になるというイメージです。ただし、あくまでイメージであって、これが絶対ではありません。
内:内有利
コーナー部分も最後の直線部分も、馬群の内側に位置した馬が有利なレース
US:内先行有利
コーナー部分も最後の直線部分も、馬群の内側で先行した馬が有利なレース
CU:コーナー部内有利
コーナー部分で馬群の内側に位置した馬が有利なレース(最後の直線部分の位置は関係ない)
前:前有利
コーナー部分も最後の直線部分も、馬群の前に位置した馬が有利なレース
差:差し有利
差し馬が有利なレース
外:外有利
コーナー部分も最後の直線部分も、馬群の外側に位置した馬が有利なレース
SS:外差し有利
コーナー部分も最後の直線部分も、馬群の外側に位置した差し馬が有利なレース
CS:コーナー部外有利
コーナー部分で馬群の外側に位置した馬が有利なレース(最後の直線部分の位置は関係ない)
瞬:瞬発力勝負
瞬発力(一瞬のキレる脚)が使える馬が有利なレースス:スムーズに走れた馬優勢
ゴチャゴチャしたレースで、レース中に不利があった馬と不利がなかった馬が混在していて、不利なくスムーズにレースできた馬が有利になったレースハ:ハンデ戦で大混戦
ハンデキャッパーの見立てが良く、ゴール前で大混戦になったレース。能力把握が非常に難しいレース。力:地力勝負
馬場や展開(ペース)に関係なく、地力のある馬が上位に着たレース。このレースの上位馬が「地力馬」になる。
レースタイプの更なる解説と活用法
レースタイプの更なる解説と、僕なりの活用法について、YouTubeで詳しく解説しました。
再生ボタンをクリックしてご覧ください。
レースタイプのまとめ
レースタイプの発見は、ニュートンにとっての万有引力、ダーウィンにとっての進化論と同じぐらい、僕にっては世紀の大発見です。
まあ、レースタイプは世間には全く知られてませんし、これからも知られることは無いと思いますけど・・・(笑)
このレースタイプの発見によって、僕にとって全てが未知だった競馬が、ほんの少しですけど解明することができるようになりました。
例えば、以下の事例は全てレースタイプで説明できますし、僕はレース前にそれに言及(予想)していました。
・2012年の春の天皇賞でのオルフェーヴルの11着
・2013年の京都大賞典でのゴールドシップの5着
・2014年の春の天皇賞でのキズナの4着
世間的には、これらは未知の敗戦に映っていたようで、専門家だけでなく元騎手までもが、それぞれについて意味のよく分からない敗戦分析をしていました。
しかし、僕は明確にこれらの敗因が分かります。
レースタイプが合わなかったからだと。
そして、レースタイプの発見は更に、
・「逆馬」
・「地力馬」
・「勝ちポジ」
・「勝ちポジ予想理論」
に繋がりました。
これからは全て、レースタイプがもたらしてくれた副産物です。
レースタイプの発見が無かったら、今の僕はありません。
僕にレースを見ることの大切さを教えてくれた2人の競馬師匠に感謝です。