僕が使っているオリジナル競馬新聞「栄光の競馬新聞」の指標の中の1つに、買い続けるだけで3年連続プラスの「3P」馬という指標があります。
http://e-keiba.com/12023/
上のページで紹介している「3P」馬の更なるデータ分析のご依頼が届きましたので、早速、TARGET frontier JV(ターゲット)を用いて分析してみました。
データ分析のご依頼内容
メールで頂いたデータ分析のご依頼内容を、お名前の部分だけ伏せさせて頂いて、それ以外はそのままご紹介します。
菅田英治様
お世話になっております。
「栄光の競馬新聞」を利用しております、●●と申します。
「栄光の競馬新聞」お申し込みに関するQ&Aで【A3】に記載のございましたデータ分析について、3P馬の成績で以下の条件を除外した場合はどの様になるかご教示いただけないでしょうか。
活用法にあります「1000万下」「札幌・函館・福島」を除外した状態で、
①単勝1番人気3.0倍未満を除外した場合
②単勝20倍以上を除外した場合活用法でZI指数1位を除外しておりますが、単勝1番人気については触れておりませんでしたので、除外するのはあまり得策ではないのでしょうか。
以上、宜しくお願い致します。
データ分析の結果
それでは早速、TARGET frontier JV(ターゲット)を使ってデータ分析していきましょう。
まず、「3P」馬の全データ(年度別)がコチラ↓です。(期間:2012.1.5~2015.1.19)
上の「3P」馬の全データをオッズ別で表示したのがコチラ↓です。
続いて、「3P」馬の活用法のビデオの中でご紹介した「1000万下」「札幌・函館・福島」を除外した状態での「3P」馬のオッズ別データがコチラ↓です。
それでは、ここからご依頼のデータ分析をしていきます。
①単勝1番人気3.0倍未満を除外した場合
上のデータは「単勝1番人気で、かつ、単勝3.0倍未満」を除外したのではなく、「単勝3.0倍未満」を除外したデータです。
「単勝1番人気で、かつ、単勝3.0倍未満」を除外するのがちょっと面倒だったので、スミマセン、ちょっと端折りました(笑)
まあ、それでもそんなに大きな数値の変化は無いと思いますし、傾向としては同じだと思います。
その傾向というのは、単勝オッズの安い「3P」馬を買っても儲からないということです。
色んな所で僕は言及してますけど、単勝オッズの低い馬、つまりは、人気している馬は、基本的には儲かりにくいです。それは、この「3P」馬でも言えます。
「3P」馬も、単勝オッズの低い馬は儲かりません。
②単勝20倍以上を除外した場合
この画像をわざわざ提示する必要も無いとは思いましたが、正確な的中率と回収率が表示されるので、一応のところ提示しました。
ご覧の通り、的中率は高いですけど、回収率は下がります。っていうか、回収率は100%を割ってしまいました。
つまり、「3P」馬がプラス収支なのは、単勝20倍以上の馬が勝ち切っていることで達成できているということです。
逆に言えば、単勝20倍以上の「3P」馬だけを買えば、回収率は飛躍的に上昇するということになります。
ただ、ここまで絞ると的中率がかなり下がりますので、儲かるけどなかなか当たらないというジレンマが襲ってきます。
ですので、「なかなか当たらないけど、大きく儲かれば良い」って場合は、「3P」馬で、かつ、単勝20倍以上だけを買うという買い方もアリかと思いますけど、なかなか当たらないのがストレスになるのなら、オッズを確認して極端な人気馬だけを買わないようにするのが良いと思います。
ただ、「締め切り直前オッズなんか見てられねーよ!」って場合は、「3P」馬の活用法のビデオの中でも紹介した「ZI指数1位は買わない」のが宜しいかと思います。
単勝オッズの低い馬は儲からず、単勝オッズの高い馬は儲かる
最後に、僕の中では当たり前のことなんですけど、これが当たり前になってない人を色んな所で見かけるので、ここで改めて書いておこうと思います。
予想をする際にオッズというファクターが入ってない(例えば、この「3P」馬のように、「3P」馬を抽出するためのロジックにはオッズは含まれていない)ような予想ロジックで予想した場合、その予想ロジックの精度がある程度高いのであれば、多くの場合、
・単勝オッズの低い馬は儲からない
・単勝オッズの高い馬は儲かる
こんな傾向が出ます。
この「3P」馬もそうですが、例えば、「栄光の競馬新聞」でも2015年4月から掲載を始めた「My」馬もそうですし、僕の軸馬もそうです。
「3P」馬も、「My」馬も、僕の軸馬も、
・単勝オッズの低い馬は儲からない
・単勝オッズの高い馬は儲かる
この傾向が出ています。
なので、僕はいつも「人気馬よりも、人気薄馬を買え!」と言ってます。これは、上記の傾向が出ているからです。
ただ、ここで勘違いしてはイケナイのが、先にも書いた通り、
・予想をする際にオッズというファクターが入ってないこと
・その予想ロジックの精度がある程度高いこと
が条件です。
そもそも予想ロジックにオッズが入ってしまっているのであれば、その時点でオッズに縛りが出てるので意味がないですし、予想精度が低いのであれば、逆にオッズの低い馬の方が儲かる場合も出てきます。
あくまでも、
・予想をする際にオッズというファクターが入ってないこと
・その予想ロジックの精度がある程度高いこと
が条件で、この条件に当てはまっているのであれば、
・単勝オッズの低い馬は儲からない
・単勝オッズの高い馬は儲かる
この傾向になるはずです。
「Be Winning Horseplayer」のステップによって自分の予想精度を向上させていって、「自分の予想精度が上がってきたなー」って感じたら、ぜひとも、単勝オッズでソートしてみてください。
人気薄馬ほど馬券を買いたくなるという意味が分かってもらえると思います(笑)